地域学研究会大会

2016年 地域学研究会大会

地域学研究会大会第7回大会「地域課題と知のクロス:地域で「息づく」地域学へ向けて」をとりぎん文化会館において2016年11月26日(土)に開催し、会場一杯の220名を超える参加者にお越しいただきました。藤井学部長、法橋理事につづいて鳥取県の岡崎隆司地域振興部長にご挨拶をいただき、つづいて改組によって次年度から再出発する「地域学部」の方向性ならびに大会の趣旨説明を行いました。本大会のテーマである≪地域で「息づく」地域学へ向けて≫は、地域の「智」と大学の「知」を重ね合わせ、互いに読み解き、新たな知と実践を生み出そうとするものであり、地域学という学問が大学の壁を越えて、地域の人々によってそれぞれの生活に取り込まれ、課題解決に向かうことをめざしたものです。

平田オリザ氏による基調講演「文化政策で人口減少を止める」では、「身体的文化資本」という言葉で、子ども達が「本物」の文化(伝統文化も含め)などに触れて育つことによって大きくなってからの多様な「のびしろ」が獲得できること、また、その支えともなる「関心共同体」という関心にそった緩やかなコミュニティ、新たなコミュニケーションの場を地域で構築する必要性などが説かれました。

そして午後の分科会・総括セッションでは、コミュニティでの生活が維持できるよう、子どもからお年寄りまでの多世代共通の土台の探求やネットワークの構築、また東京への漠然としたあこがれでなく、明確な目的を持って「本物」(伝統を含む文化や食を含むものづくり等)に出会える世界に直接つながることで、地方が東京一極集中から逃れる可能性などの議論が展開されました。また、地域連携研究員の報告や学生の地域活動なども含め、ポスターセッションでも20件の報告がありました。

なお、地域学研究会大会の内容は、例年原稿化して、次年度の地域学論集(地域学部紀要・鳥取大図書館リボジトリでネット公開)の巻頭に報告として掲載されています。

2015年 地域学研究会大会

地域学研究会大会第6回大会「地域課題と知のクロス 地域再生の手法—地域と世界をつないで—」を、2015年11月28日(土)鳥取大学において開催しました。グローバル化した現代において持続可能な地域をつくるためには、国内のローカルな視点にとどまらず、地域の国際比較、海外との地域間交流など、地域を巡るネットワークも重要な要素となります。この認識の上に立ち、本大会では、地域の教育へのグローカル戦略・地域ベースの国際交流・地域課題解決に向けた国際比較・地域企業の国際戦略などの面から実績ある実践者や専門家を迎え、パネルディスカッションを行い、グローバリゼーションの下での持続可能な地域を作るための取り組みや、そのために求められる人材像などについて、議論を深めました。

大会ではまず、隠岐国学習センター長・豊田庄吾氏、タイム(とっとり国際交流連絡会)会長・ケイツ佳寿子氏、山陰海岸ジオパーク学識専門員・兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科助教・松原典孝氏、株式会社バルコス代表取締役・山本敬氏の4名を迎え、それぞれにパネル発表報告が行われました。

続いて、上記報告に基づくパネルディスカッションを行いました。フロアも含めた活発なディスカッションが行われることで、グローバリゼーションの下での持続可能な地域を作るための取り組みや、そのために求められる人材像などについて討論され、多様なアプローチやそれぞれの課題について議論が深まりました。

ポスターセッションでは、海外フィールド演習など地域学部における海外の地域に関する取り組みについて発表が行われ、15題目のエントリーがありました。参加者からの質問に応じてやりとりがなされ、さまざまな研究成果や社会実践が報告されました。

大会参加者は130名でした。

2014年 地域学研究会大会

地域学研究会大会第5回大会「地域課題と知のクロス—地域における大学の役割と地域の人材育成—」を、2014年11月29日(土)鳥取大学において開催しました。地域学部が10年を迎え、その成果と課題を踏まえさらにレベルアップしていくため、地域における大学の役割と人材育成に焦点をあて、本学部教員のみならず、地域の人材育成に関して積極的な活動を展開している研究者やNPOスタッフが参加し、意見を交わすことで、地域の人材育成システムの構築に向けて大学が果たし得る役割について議論を深めました。

大会ではまず、科学技術の社会的実装というコンセプトをもとに、地域における人材育成もサポートされてきた有本建男氏(政策研究大学院大学・科学技術振興機構研究開発戦略センター 副センター長)による「大転換期の下での地域における大学の役割」と題した講演を聞き、今の時代に求められている大学の役割について基本的なビジョンを理解し、共有することができました。

続いて、「地域の人材育成システムの構築に向けて」と題したパネルディスカッションを行いました。パネリストとして有本氏の他に、各方面から地域を支える新しい人材育成を、空き家活用・コミュニティや企業・むらづくりというテーマで、社会人・若者・学生を対象に展開されている徳田光弘氏(九州工業大学)・伊藤淳司氏(NPO法人ETIC.)・中塚雅也氏(神戸大学)の3名、それにアートによるまちづくりを学生と実践してきた地域学部の野田邦弘教授に話題提供してもらい、フロアも含めた活発なディスカッションが行われることで、人材育成の多様なアプローチやそれぞれの課題について議論を深めました。

ポスター発表では、「地域学部10年のあゆみ」として地域学部の取り組みを紹介した他、「地域連携研究員の活動」に4題目、「鳥取大学地域再生プロジェクト」(文部科学省特別経費事業)に29題目のエントリーがあり、地域に根ざしたさまざまな研究成果や社会実践が報告されました。

大会参加者は182名でした。

2013年 地域学研究会大会

2013年11月30日、「地域課題と知のクロス~地域再生のための教育・研究の拠点形成」と題し、第4回大会を開催しました。地域が抱える少子高齢化や過疎化、都市と地方の経済格差など多様化・複雑化した課題に直面している地域の現状を反映して、学部教員や学生、地域連携研究員に加え、行政や企業、NPO、各種団体等で課題解決に取り組む人々が多数参加しました。

今年の大会では、地域学部が中心に進めている「鳥取大学地域再生プロジェクト」の土台【協働のプラットフォーム構築】となりうるネットワークづくりを推し進め、大学の果たす役割、地域再生のための教育・研究の拠点としての大学の可能性について議論しました。

まず日本総合研究所調査部主席研究員 藻谷浩介氏を迎え「地域課題解決のための大学が果たす役割-地域で求められる人材育成-」をテーマに講演をいただきました。ついで午後の分科会やポスターセッションでは地域学部教員や地域連携研究員がすすめている研究事例や社会実践を紹介しました。分科会では、自治体職員や地域の課題解決に取り組む人々をコメンテーターとして迎え議論を深め、地域学の新たな知の創造と地域実践の可能性に取り組むことができました。参加者は約170名でした。

2012年 地域学研究会大会

11月17日、鳥取大学地域学部では「地域課題と知のクロス」と題し、地域が抱える少子高齢化や過疎化、都市と地方の経済格差など多様化・複雑化した課題に直面している地域の現状を踏まえて、学部教員や学生、地域連携研究員、行政や企業、NPO等で、課題解決に取り組む人々(地域のキーパーソン<216名>の参加)による、地域学研究会大会を開催しました。

今年で3回目となる今回の大会では、地域課題の研究と解決に向けた大学によるアプローチと行政のアプローチを対比し、そのアプローチの特徴を互いに認識し合うとともに、地域課題解決に向けた共通の土台【協働のプラットフォーム構築】となりうるネットワークづくりへの取り組みとして、鳥取県平井知事を迎え「鳥取県から未来づくり~人と地域を基軸として~」をテーマに、鳥取県が抱える地域の課題について講演を頂き、また、鳥取県職員をコメンテーターとして迎え、地域学部教員や地域連携研究員が行っている研究事例社会実践について紹介されました。

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