プログラムPROGRAM

《貝殻節》再発見

新貝殻節幻想

2021.02.12

テキスト:小倉知子 / 写真:西岡千秋

鳥取県に伝わる民謡「貝殻節」は、伝統的な民謡として親しまれながら、様々な場面で伝承されてきた。今回の事業では、新しい「貝殻節」の創作を目指して、鳥取県にゆかりのある作曲家と演奏者を起用し、地域資源を活用していくための方法を探ることにした。計画当初は、鳥取市民会館にて作品の初演を目指したが、新型コロナウイルスの影響により、公演の代わるCD録音を行った。

新貝殻節幻想

作曲:上萬雅洋
ヴァイオリン:湯浅いづみ、桑本ゆうき
ヴィオラ:大野木幸太
チェロ:時本野歩
フルート:稲田真司
オーボエ:清水良
ファゴット:橋本美紀子
ピアノ:森康子
箏:菊弘瀬恭子、西山千里
十七弦:淺井久美子
ソプラノ:小倉知子(本事業プロジェクト研究員)
バリトン:西岡千秋(本事業担当教員)

稽古:2021年1月16日(土)、1月22日(金) 鳥取市民会館大会議室
録音:2021年1月23日(土) 鳥取大学アートプラザ

成果物として音源を残すことは、演奏会の聴衆のみならず、多くの人の耳に触れる機会を得ることができるので、有意義であると考えられる。また、通常は和楽器と唄で演奏される民謡を、小編成のアンサンブルと声楽家、そして和楽器とコラボレーションする作品は、和と洋が融合した新しい作品を創作できたといえる。比較的小編成の演奏が可能であるため、演奏会が自由にできる状況になれば、様々な場所での再演が可能である。

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