地域学部からのお知らせ

プロジェクト成果の公刊『智頭の山の仕事師たち─智頭林業聞き書き』今井出版2020.4.1

2020/04/06(月)

プロジェクト成果の公刊

『智頭の山の仕事師たち─智頭林業聞き書き』今井出版2020.4.1

 

本書は、智頭林業に焦点をあて、杉苗のことから撫育・山林管理、伐倒搬出及びその差配、原木市場・製材所、そして林間作物や建具・建材のことまで、技術や道具の取り扱い、山(森林)の見方や経営についてなど丁寧にとりあげた聞き書き集です。20182月から20193月にかけて、90歳台から60歳台の智頭林業の担い手の方々にお話を聞きました。

本書は、鳥取県智頭町をフィールドに、鳥取大学地域学部・農学部の教員(環境社会学・村落社会学、林業政策・森林生態学、高齢者福祉・子育て支援など)と、NPO、自治体、地域住民がともに実施した「生業・生活統合型多世代共創コミュニティモデルの開発」プロジェクト(JST-RISTEX「持続可能な多世代共創社会のデザイン」研究開発領域201610月〜20203月)の成果の一環です。

同プロジェクトは、中山間地域最大の資源「森林」を活かした生業づくりと、中山間地域ならではの福祉の取り組みをテーマとしました。そして「循環して地域を下支えする、森林の生態系サービスの持続的な享受」と「一人一人の能力・可能性を引き出し、相互に支えあう暮らしの充実」を、持続可能な多世代共創コミュニティ形成のビジョンとして提示しました。「地域学」の具体的な展開の一つといえます。

 

 

★本書は、全国の書店やAmazonでお求めになれます。

なお、地域学部学生による3冊の聞き書き集については、以下にお問い合わせ下さい。

地域学部・家中研究室 syanaka@tottori-u.ac.jp

『恵みの山に想いを馳せる─智頭町山形地区の聞き書き』(13作品)2011

『つながる,つなげる─山郷からの贈り物─智頭町山郷地区の聞き書き』(14作品)2013

『力強く、まっすぐに、生きる─智頭町那岐地区の聞き書き』(13作品)2015


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