地域教育学の考え方
地域教育学の考え方
地域教育学研究
人間形成コースでは、地域教育学に関する研究成果を論文集「地域教育学研究」として定期的に刊行しています。 これまでに掲載された論文は鳥取大学研究成果リポジトリで公開されています。
人間形成コースでは、地域で暮らすすべての人々が、生涯にわたって豊かに発達していくための、学習支援と発達支援、そして発達福祉のあり方とその方法を学びます。このため、心理学、教育学、特別支援教育学、学習科学、保育学など基礎的な学問を学び、これをもとに、地域で起こっている発達と学習そして発達福祉に関する問題を発見し、解決する方途を探求します。こうして地域づくりの一翼を担える、教師や保育士を含む地域における人づくりのキー・パーソンを育成します。
人間形成コースでは、希望する進路や資格等に合わせて、様々な実習の機会があります。小学校・幼稚園・特別支援学校における教育実習や、保育園・児童福祉施設における保育実習、さらには人間形成ゼミ等のゼミ活動を通じて、地域に出向き、調査活動を行っています。学校・放課後児童クラブ・児童福祉施設・子ども会・障害児者施設・NPOといった地域のさまざまな活動の場でボランティアを体験する機会も豊富にあります。
人間形成コースでは、地域教育学に関する研究成果を論文集「地域教育学研究」として定期的に刊行しています。 これまでに掲載された論文は鳥取大学研究成果リポジトリで公開されています。
子どもの社会的・文化的・心理的・医学的多様性と学習・発達との関係を学び、地域において、学習や発達に困難を抱える子ども達を含めたすべての子ども達の教育ニーズを満たすことのできる人材を養成します。卒業後は、幼児教育や特別支援教育や保育士など、広く社会福祉分野の現場で活躍するとともに、政策づくりあるいはそれを推進する人材養成の場で地域の人づくりを支える役割を担うことが期待されます。
生涯発達の立場から人間の学びを捉え、学習科学の理論的・実践的理解に基づいて、様々な文化領域における効果的な学習や研修プログラムをデザインする力と実践力をもった人材を養成します。卒業後は、地域の企業における人材開発分野や教育産業のほか、小学校を中心に学校現場で教員として地域の人づくりを支えていくことも期待されます。
家庭・学校・社会における教育の諸問題を地域の持続的発展との関わりにおいて捉え直し、教育学の立場から原理的かつ実践的に理解することを通じて、人々の生涯にわたる学習と発達を支援し、課題解決、社会づくりに貢献できる力をもった人材を養成します。卒業後は、教員や、各種の教育・福祉関連の施設の運営や行政機関、学校現場において地域との連携を図る中心的存在として活躍することが期待されます。
私は人間形成コースで主に保育幼児教育について学んできました。幼稚園での教育実習や保育園、児童養護施設での保育実習では、子どもたちの発想に自身のほうがわくわくさせられるような日々を通して、知と実践の融合を経験することができました。また、地域調査プロジェクトやフィールド演習、公民館での地域交流、学習支援ボランティアなどの活動を通して地域の方や子どもたちと関わる機会を持てたことも大きな財産になりました。たくさんの人と関わることで、それぞれの考え方や価値観に触れ、様々な視点から物事を捉えることができるようになりました。保育教育職として子どもたちと関わる中でも、自分の当たり前にとらわれず、目の前の一人ひとりに寄り添う姿勢を大切にしています。
人間形成コースの 4 年間では、地域と教育を関連付けながら学ぶ中で人と繋がることの大切さを学びました。幼児教育から高等教育まで、幅広い分野を学ぶ仲間と共に過ごすことでたくさんの知識や考え方を知ることが出来ました。人間形成コースでの出会いを通じ、子ども食堂などの地域活動に参加したり、講義やゼミでは地域に足を運びながら学ぶことで、地域ぐるみで子ども達を支えているということを肌で感じました。さらに教育実習では、実際に子どもたちと関わることの喜びと実践の難しさを感じましたが、先生方の経験や専門的な知識からサポートして頂き、挑戦することの大切さを学びました。大学での貴重な経験を生かして、小学校教員として子ども達一人一人と向き合っています。