プログラムPROGRAM

おととからだであそぼう
〜即興音楽とダンスのワークショップ

6月開催レポート

2020.07.01

テキスト:きのさいこ / 写真:蔵多優美
2020.6.21 わらべ夢ひろば 13:30−14:30
ファシリテーター:荻野ちよ 、田中悦子、森本みち子、きのさいこ

3年目となるこのワークショップ講座ですが、今年度は新型コロナウィルス感染予防対策ということで屋外での開催となりました。触れない、屋外で遊ぶ遊びを考案、実際に行っていく予定です。
会場であるわらべ館とも相談の上、講師も鳥取県内の方に限定し、今回は行いました。今後は状況を見て判断します。
今回は初回ということもあり、ファシリテーター側で時間配分や内容についてあらかじめ打ち合わせを行いました。
よく晴れていたこともあり、芝生を裸足で駆け回るところからスタートしました。


まずは手を洗います。(途中参加者の子から手洗いの歌を教えていただきました。これは次回にまたみんなで行いましょう)


今日は初めに「みんながくっつかない」というルールを共有、人が近づいてきたら逃げて他の人のところに行く遊びからスタートしました。通常ですと2人ペアで手を繋いでいて3人目の人が近づいてきたら1人は逃げなければいけない「さくらんぼ鬼」と呼ばれる鬼ごっこの変形になっています。

慣れてきたところで、太鼓などを持ち、音を出しながら同じ遊びをして行きました。音を出すときにアイコンタクトや音の出し方で自分が動かなくても伝えることもできます。また、音を出しながら近づくことで明確にわかるようになります。また近い至近距離で音のパスが始まるとセッションのようになって行きます。途中から鬼役を増やして行き、どんどんと動きを増やして行きました。また、楽器を持っていなくとも身体で投げれるよと見せながら動きを見せ、ひきだします。楽器を一回持ってしまうとそれを置く機会がないため(特にバチなど)動きが変化しにくいという点はあります。バチを使わず身体の様々なところで叩く(音を出す)などへつなげることができると、ダンスと音の境目が薄れていくように思われました。

13時55分で、本来はわらべ夢ひろばの芝生の横から霧が出る予定だったので、田中さんが「消毒マン」となって水鉄砲を持って登場、休憩時間へと促します。(霧の時間が変更になっており、霧が出るまでに10分程度の休憩となりました。)お水を飲んでもらい、日陰で少し涼んだのち、用意していた霧吹き(スプレーボトルに水を入れたもの)を用いて皆で霧を避けつつ遊ぶ遊びへと発展させました。


その後芝生に寝っ転がり、少しお休み。皆でゴロゴロ転がって円になるなどで遊びました。

子どもたちは遊びの達人でもあります。このわらべ館のワークショップは老若男女それぞれの形で参加していただいて、のびのび自由に身体を動かしながら、表現の可能性を広げていくワークショップです。次回以降、このファシリテーター養成講座として受講なさる方は事前打ち合わせで遊び(あるいはダンスや音楽)を考案し、皆で実際に行ってみますので、ぜひ気軽にお越しください。また学生さんで、教育系志望など子供たちと触れ合いたいと思う方などに受講していただけたらと思います。
またご両親もぜひ一緒にご参加いただき、年齢の垣根を超えて、遊ぶ体験を味わっていただきたいと思います。お待ちしています。

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