プログラムPROGRAM

School-in-Progress 2020+1
Living, making for __________ #04

事業報告レポート

2021.02.26

テキスト:竹内潔

「スクール・イン・プログレス」は、「living/暮らす」と「making/つくる」という人の根源的な営みをキーワードに、既にあるものや普段の生活・日常を見つめ直し、創造性の在処を見つけ、それを自らの内に育む力を身につけるオルタナティヴなアートの学校である。リサーチやフィールドワーク、ワークショップ、ディスカッションといったアーティストの制作プロセスをベースとしたカリキュラムによる実践を通して、感覚をすまし、思考を深め、様々な興味関心を持つ講師や参加者達と出会い、新たな知のきっかけを獲得する機会をひらき、世界を学び直すことを試みている。
過去のスクールは1週間~10日の合宿形式だったが、今回はワークショップやレクチャーを全てオンラインで実施し、テーマを「振りかえること」に焦点化した。具体的には、「過去の『スクール』が何だったのか」「自分自身の生涯」「コロナ以前の生活」を振りかえり、それぞれ、5分ラジオ、自分抽象画、5分ラジオドラマの形でアウトプットを試みた。終盤のレクチャーでは、「歴史修正主義」を題材に、個人を超えた社会や国家の過去を「振りかえる」ことについて議論された。
最終日、二人一組・5分ずつで今回の「スクール」を振りかえってみると、オンライン環境下での「声」の重要性が浮かび上がった。参加者それぞれに、「新しい生活様式」下で世界を想像し、創造する技の手がかりを得たのではないだろうか。

開催レポートは、HOSPITALE PROJECT WEBサイトに順次掲載予定です。
こちらからご覧ください。( http://hospitale-tottori.org/blog/ )

プログラムトップへ