お知らせ

鳥取の美術&文化リサーチ講座 / ゲスト講師レクチャー⑤のご案内

2021.01.05

[実践活動編B] 鳥取の美術&文化リサーチ講座「現代美術を学び、鳥取美術&文化を調べる」では、ゲスト講師によるレクチャーを開催いたします。

鳥取の美術&文化リサーチ講座
ゲスト講師レクチャー⑤

日 時|2021年1月10日(日)11時〜
ゲスト講師|吉竹美香(インディペンデント・キュレーター)
会 場|オンライン開催(参加希望者へ別途ご案内いたします)

キュレーターとしての役割・展開

概要

UCLAで美術史の博士課程在籍中から欧米の様々な美術館でキュレーターとしてキャリアを重ねた主要な展覧会のいくつかを取り上げます。美術館とギャラリーの展覧会企画の違い、私自身が企画した展覧会と美術館から依頼を受けたプロジェクトの差異などを考慮すると、キュレーターとしての役割は以下に分けられます:1).国際巡回展コーディネーション/リエゾン(2005―2010)、2).美術館キュレーター:ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(2011–2018)、3).Blum&Poe特別企画キュレーター (2012、2019)、4).インディペンデント・キュレーター(2018―現在)。日本の近・現代美術史の受容、国際巡回展の企画、カタログ作成、パブリック・プログラムなどにおける様々な文化通訳の仕事、そして現在手がけている気候変動と環境・社会正義の関係性を検討します。

プロフィール

吉竹美香(よしたけ・みか)
インディペンデントキュレーター。ハーシュホーン美術館と彫刻庭園(ワシントンD.C.)元キュレーター(2011–2018年)。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)より修士号および博士号取得。博士論文をもとに「太陽へのレクイエム:もの派の芸術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2012年)を企画し、国際美術評論家連盟アメリカ支部(AICA-USA)より受賞。開催予定も含む主な展覧会=草間彌生の特別巡回展 「Infinity Mirrors」(ハーシュホーン美術館と彫刻庭園、ワシントンD.C.、 2017–2019年)、「パレルゴン:1980-90年代日本美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス、2019年)、「奈良美智 国際回顧展」(ロサンゼルス・カウンティ美術館、2020年、ゲストキュレーター)、草間彌生展「KUSAMA:Cosmic Nature」(ニューヨーク植物園、2021年、ゲストキュレーター)。草間彌生回顧展(M+、香港、2022年、ドリュン・チョンとの共同企画)、「息(る):気候変動と社会正義(Breath(e): Towards Climate and Social Justice)」(ハマー美術館、ロサンゼルス、2024年、グレン海乃との共同企画)。また、村上隆回顧展「©Murakami」(ロサンゼルス現代美術館、2007年)、「李禹煥」展(グッゲンハイム美術館、2011年)にも携わり、カタログに寄稿。「ターゲット・プラクティス」(シアトル美術館、2009年)、 「カール・アンドレ:場所の彫刻1958–2010」(Dia Art Foundation、2014年)、「東京1955-1970:新しい前衛」(ニューヨーク近代美術館、2012年)のカタログにも寄稿。

参加申込について

・参加を希望される方は2021/1/8(金)12時までに参加申込フォームからお申し込みください。(希望するプログラムをチェックする際、「その他」に『鳥取の美術&文化リサーチ講座 ゲスト講師レクチャー⑤』とご記入ください) → 参加申込は締め切りました。
※鳥取の美術&文化リサーチ講座の受講アンケートにご回答いただいた方(受講生、聴講生、ゲスト講師レクチャーのみ参加、のいずれかに回答)の再申込は不要です。

定員:先着30名とさせていただきます。予めご了承ください。

本講座に関するお問い合わせ先

メール artma-info@ml.rs.tottori-u.ac.jp(蔵多)

お知らせトップへ