お知らせ

鳥取の美術&文化リサーチ講座 / ゲスト講師レクチャー①のご案内

2020.11.06

[実践活動編B] 鳥取の美術&文化リサーチ講座「現代美術を学び、鳥取美術&文化を調べる」では、ゲスト講師によるレクチャーを開催いたします。

鳥取の美術&文化リサーチ講座
ゲスト講師レクチャー①

日 時|2020年11月26日(木)19時〜
ゲスト講師|成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)
会 場|オンライン開催(参加希望者へ別途ご案内いたします)

砂のような大衆

概要

美術を中心的対象にしながら常に大衆を念頭に置き、マンガやキッチュといった文化を広く論評した石子順造(1928-1977)。その言説を参考として石子の立脚点を探るとともに、ヴァナキュラーな文化を論じる視点と方法を検討します。その上で、美術批評家としては今日ほとんど参照されることのない花田清輝(1909-1974)と石子のテクストとの呼応関係を取り上げ、戦後の芸術論の傍流にある一系譜の重要性を考えます。「大衆芸術からきりはなされたアヴァンギャルド芸術などというものは存在しない。大衆からきりはなされた前衛というものがないように。前衛とは、大衆のエネルギーの集中的表現にすぎないのである。」(花田「歌の誕生」)

プロフィール

成相肇(なりあい・はじめ)
1979年、島根県生まれ。東京ステーションギャラリー学芸員。一橋大学大学院言語社会研究科修了。府中市美術館学芸員を経て現職。戦後日本のアヴァンギャルド芸術を中心に、ファインアートとその周辺に流動する視覚文化を調査研究。主な企画展=「石子順造的世界−美術発・マンガ経由・キッチュ行」(府中市美術館、2011-12年)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン「遠く」へ行きたい」(東京ステーションギャラリー、2014年)、「パロディ、二重の声—日本の1970年代前後左右」(東京ステーションギャラリー、2017年)ほか。

参加申込について

・参加を希望される方は11/24(火)12時までに参加申込フォームからお申し込みください。(希望するプログラムをチェックする際、「その他」に『鳥取の美術&文化リサーチ講座 ゲスト講師レクチャー①』とご記入ください) → 参加申込は締め切りました。
※鳥取の美術&文化リサーチ講座の受講アンケートにご回答いただいた方(受講生、聴講生、ゲスト講師レクチャーのみ参加、のいずれかに回答)の再申込は不要です。

定員:先着30名とさせていただきます。予めご了承ください。

本講座に関するお問い合わせ先

メール artma-info@ml.rs.tottori-u.ac.jp(蔵多)

お知らせトップへ