2014年 地域学研究会大会

2014年 地域学研究会大会

 地域学研究会大会第5回大会「地域課題と知のクロス—地域における大学の役割と地域の人材育成—」を、2014年11月29日(土)鳥取大学において開催しました。地域学部が10年を迎え、その成果と課題を踏まえさらにレベルアップしていくため、地域における大学の役割と人材育成に焦点をあて、本学部教員のみならず、地域の人材育成に関して積極的な活動を展開している研究者やNPOスタッフが参加し、意見を交わすことで、地域の人材育成システムの構築に向けて大学が果たし得る役割について議論を深めました。

大会ではまず、科学技術の社会的実装というコンセプトをもとに、地域における人材育成もサポートされてきた有本建男氏(政策研究大学院大学・科学技術振興機構研究開発戦略センター 副センター長)による「大転換期の下での地域における大学の役割」と題した講演を聞き、今の時代に求められている大学の役割について基本的なビジョンを理解し、共有することができました。

続いて、「地域の人材育成システムの構築に向けて」と題したパネルディスカッションを行いました。パネリストとして有本氏の他に、各方面から地域を支える新しい人材育成を、空き家活用・コミュニティや企業・むらづくりというテーマで、社会人・若者・学生を対象に展開されている徳田光弘氏(九州工業大学)・伊藤淳司氏(NPO法人ETIC.)・中塚雅也氏(神戸大学)の3名、それにアートによるまちづくりを学生と実践してきた地域学部の野田邦弘教授に話題提供してもらい、フロアも含めた活発なディスカッションが行われることで、人材育成の多様なアプローチやそれぞれの課題について議論を深めました。
ポスター発表では、「地域学部10年のあゆみ」として地域学部の取り組みを紹介した他、「地域連携研究員の活動」に4題目、「鳥取大学地域再生プロジェクト」(文部科学省特別経費事業)に29題目のエントリーがあり、地域に根ざしたさまざまな研究成果や社会実践が報告されました。
大会参加者は182名でした。