智頭・地区振興協議会の活動を軸とした山村コミュニティの再生

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智頭・地区振興協議会の活動を軸とした山村コミュニティの再生

農山村再生のモデル形成に向けて、智頭町地区振興協議会による小学校区単位(旧村単位)の地域づくりに学生とともに参加し、実践と研究・教育の統合をはかっている。

活動・事業の内容紹介

鳥取県智頭町は93%が森林に覆われ、かつて林業で栄えた地域であっが、現在は全国の農山村と同じく、2012年度に地域コミュニティの中核であった小学校の統廃合がおこなわれたほど、少子高齢化・過疎化という課題を抱えている。このような状況に対して、小学校空校舎の有効利用を視野に入れた地域づくりの取り組みが立ち上がってきている。その担い手が、集落単位の「日本ゼロ分のイチ村づくり運動」を小学校区単位(旧村単位)に発展させた「地区振興協議会」である。

私たちは、この住民主導の地域づくりの取り組みと連携して、「地元学」や学生による「聞き書き」そして地域シンポジウムなどを企画し、実践と研究・教育を統合した農山村再生のモデル形成に向けた活動を展開している。

2011年度には、学生による山形地区の聞き書き『恵みの山に想いを馳せる』の発刊(図1)と、山郷地区において吉本哲郎氏をお招きして地元学の実施、2012年度には、富沢地区惣地において鳥取大学「地域連携研究員」皆田潔氏とともに地元学の実施(図2)と、山郷地区及び智頭町民泊協議会と連携した山郷小学校での日本村落研究学会智頭大会開催の受け入れ(『農業と経済』2013年新年号参照)及び同大会地域シンポジウムの企画(図3)などをおこなっている。

智頭町における地域貢献としては、このほか主なものとして、鳥取県環境学術研究振興事業研究として「人工林の間伐及び林地残材の有効利用を促進するための社会システム構築に関する環境社会学的研究」(2011〜2012年度)と、それと併行した「智頭町木の宿場事業」実行委員会(2010〜2012年度)への参加、また、その事業を紹介した「『担い手』から見る森林利活用の地域経済システム」谷本圭志・細井由彦編『過疎地域の戦略—新たな地域社会づくりの仕組みと技術—』(学芸出版社2012年刊)、そして智頭町「百人委員会」アドバイザー(2012年度)の活動がある。