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成立 | 安政5(1858)年上巻・下巻成立。明治9年に拾遺巻成立。その間、上巻・下巻にも加筆がなされた。 |
内容 | 現在の鳥取県東部地域にあたる因幡国は、幕末期には8郡に分けられていた。この8郡を、基本的には、邑美(おうみ)郡・岩井(いわい)郡・法美(ほうみ)郡・高草(たかくさ)郡・気多(けた)郡・八上(やかみ)郡・八東(はつとう)郡・智頭(ちづ)郡の順にとりあげ、各郡内の風景・景観、名所・旧跡について簡略な地誌的記述、自作の狂歌ないし和歌、絵を掲げている。絵の大部分は、現地に出向いての写生に基づくと考えられる。 | |||
作者 | 米 逸処。伝未詳。幕末から明治頃の鳥取・湯所の商人か? 通称は与七。別号「無庵」「米人」等。 |
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伝本 | 著者自筆本が鳥取県立図書館・郷土資料室に所蔵されている(上の写真)。また鳥取市立歴史博物館には複製本がある。 |
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