無駄安留記隊

継子落しの滝(ままこおとしのたき)



現在の継子落しの滝


覚寺に摩尼寺という寺がある。「継子落しの滝」は、その摩尼寺へ行く途中の道の右手にある。この滝には、名前の由来となる伝説がある。昔、継母が摩尼寺に参詣に行くと子を連れて行った。しかし、その継母は子に妬みの感情を抱いていたため、参詣に行く途中で、滝壺に子を落として殺してしまった。それ以来、その滝を「継子落しの滝」と呼ぶようになったという。原文には、この悲しい伝説が狂歌として残されている。

御仏の誓ひに洩れぬまま子なら とくひき上よたきのしら糸