ひとり親世帯の生活実態調査とネットワークの構築

ひとり親世帯(特に母子世帯)の孤立を防ぐための基礎研究。社会関係資本に焦点をあてた調査と提言をめざしています。

活動・事業の内容紹介

本研究の問題意識は、これまで経済的側面に重点がおかれ、調査・支援の対象となってきたひとり親世帯について、人間関係と生活の充実度の実態に視点をあてて、現状と課題を捉えなおそうという点にある。絶対的な貧困の問題に加え、つながり・関係性の貧困に注目をし、ひとり親世帯の孤立を防ぐ、当事者のネットワーク作りとその支援のあり方を模索している。

これまでの調査は、鳥取市児童扶養手当受給者へのアンケート調査(2010年度)、米子市児童扶養手当受給者へのアンケート調査(2012年度)、全国の母子支援施設指導員へのアンケート調査(2011年度)、全国の当事者ネットワーク組織への聞き取り調査(2011・2年度)、SNSについての調査(2012年度)がある。それぞれ年度末の報告書として調査概要を発表している。さらに『教育』2013年2月号に全体概要も発表している。

また、鳥取市中央人権福祉センターのシングル向け講座に成果を試行的に反映させている。

なお本研究は、鳥取県人権文化センターとの共同研究である。

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