わいわい淀屋(倉吉淀屋サミット)における学生活動
―鳥取県倉吉市のNPO明倫NEXT100との協働― 鳥大たのしみまちづくり連・藤井 正
概要
住民の活動で保存、修復することになった倉吉最古の商家<倉吉淀屋>や地域シンボルとして住民に親しまれてきた旧明倫小学校の円形校舎を地域資源として活用する試みなどが、NPO法人明倫NEXT100によって行われている。
NEXT100は、この町で更に100年暮らし続けていくためのまちづくりを意味する。 このNPOと連携し、地域学部の学生も協力して、地域住民を支援するとともに、今後求められる大学と地域の 協働のシステム構築を目指した活動を行っている。具体的には、平成17年から行われている<淀屋サミット>(平成23年より<わいわい淀屋>)において、鳥大生企画を地域の人々やNPOの協力を得て実施している。
活動内容
紙芝居「淀屋物語」「金屋子神物語」
ウォークラリーの様子
ウォークラリーのマップ
写真パネル展
学生カフェ
ものづくり(廃油・キャンドル)
成果
倉吉淀屋のイベントを通じて、住民が楽しみつつ自分たちの地区を見直す機会になり、また多数の明倫地区や地区外からの参加者があり地区に新たな賑わいを創出した。
学生自身でも活動を通じて、新たな地域とのつながりを展開するようになった。
大阪の淀屋研究会と海の時空館で学生が作成した紙芝居を上演した。
平成22年からNPOはアートによるまちづくり(AIR)も展開し学生も運営に携わった。また学生が明倫地区で卒業研究とその発表会を行うなど、さまざまな連携が見られるようになっている。