プログラムPROGRAM

おととからだであそぼう
〜即興音楽とダンスのワークショップ

9月開催レポート

2020.09.23

テキスト:きのさいこ / 写真:荻野ちよ・高橋智美
2020.7.19 わらべ館わらべ夢ひろば
ファシリテーター:荻野ちよ、田中悦子、森本みち子、高橋智美、きのさいこ
参加者数:51名

前回のシャボン玉遊びが好評だったことと、シャボン玉をしたいという参加者の方々の希望を受けて、今回はシャボン玉遊びとそこから表現にどのようにつないでいくかをテーマに設定しました。
9月とはいえ、記録的な暑さが続いていたこともあり、前半でシャボン玉遊びを行うものの、後半は室内に移動して涼しい環境で開催することとしました。(注2)コロナウィルス感染対策のため、いべんとほーる内の定員があり、当日飛び入り参加の方は屋外のみとさせていただき半分ほどの方は前半のみの参加となりました。ごめんなさい。事前の申し込みをお願いします。

まずは手洗いから。
野外での活動は日差しが暑いこともあり、帽子がある人は帽子を被りますが、マスクは外し、その分広がって動きます。2m程度と言いますがグルグル手を広げて回るとだいたいそれくらいの距離感を作ることができます。簡単な準備運動の後、前回同様荻野さんによる「シャボン玉お作法」を学び、また「シャボン玉のうた」(荻野さんの自作)を歌いながら練習を重ね実際のシャボン玉活動へと入りました。

今回は風が少なかったためか、大きなシャボン玉が今ひとつ作れず、残念。シャボン玉液をつけるときに、集中してゆっくり持ち上げると良いようでした。(お作法の練習がここで生かされています。)子供たちはどうしても我先にとシャボン玉へ向かい、密になってしまいがちです。「お作法」として順番に並ぼうと促すべきかなど色々迷いが出てきます。

途中から森本さんによるドラムの演奏も始まり、楽しくシャボン玉作りを行いました。子供たちも、シャボン玉とドラムを行ったり来たりしながら活動していました。

開始から35分後、霧シャワーとお水休憩のタイミングでいべんとほーる内へ移動します。換気はなされているホールですが、密を避けるため、現在の定員は20名となっています。また、ここからはマスクを着用していただいています。

後半はシャボン玉は室内では作ることができないので、みんなでシャボン玉になってみます。手で丸を作ったり、ながーいシャボン玉を作ったり、流れるような動きが多く生まれました。森本さんのドラムに合わせて大きくなって、パチン!!と弾けて転がります。(注3)何回か繰り返すうちにうちわによって作ったような大量のシャボン玉や、極小シャボン玉といった様々な動きを生み出してはパチン!!と弾けるを繰り返していきます。エアシャボン玉をパスしていくゲームへとつないだ後、最後にはみんなで特大シャボン玉を作り、お空へと飛ばしてあげました。

参加者の方より、「こういう自由な動きでいいっていいですね」というお言葉をいただきました。子供たちにつられていろんな動きをしているうちに、身体がのびのびと動かせるようになっていきます。大人たちが一緒に動くことで子供たちも楽しくなっていくのです。

子供たちはまだまだ元気で走り回れるようですが、大人たちはバテバテ。暑い日差しを浴びたり、原っぱに寝っ転がったりということだけでも普段慣れていない分体力を消耗するので、水分補給などしっかり行ってゆっくり休んでくださいねとお話しさせていただきました。腰痛などを防止するためのアフターケアについても触れた方がいいのかもしれません。逆にいうと子供たちは効率よく身体を動かす術を知っていたりします。

次回は10月18日、いべんとほーる内での照明効果を用いた遊びで開催予定です。定員等が厳しくなるため、事前にお申し込みいただけると助かります。

注1:シャボン玉液の作り方についてご質問が多く寄せられます。7月レポートに記載しています。おうちにある材料で作ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

注2:この日台風10号が来るかもしれないということで、楽器の編成も濡れても大丈夫なドラム系のみとしていました。また、完全に室内で行う場合の案(シャボン玉ではない内容)も用意しており、当日朝わらべ館さんと相談の上決定しています。野外でのワークショップの際はこのように天候に左右されることが多くあり、事前の準備・配慮が必要です。
(なお、ワークショップ直前にも若干雨が降りました)
熱中症対策として簡易テントを用意し、疲れたり、しんどくなった時に休めるスペースを用意しています。また、水分(持ってきていない方のために紙コップと水もしくはお茶)も用意しています。

注3:今回音楽がドラムだったこともあり、動きがダイナミックなものになりました。シャボン玉のふわふわ感、ゆるーんとした感じは擬音語、擬態語などを使うとより広げられるかもしれません。

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