プログラムPROGRAM

08: 鳥取の美術&文化リサーチ講座「現代美術を学び、鳥取美術&文化を調べる」

10~12月開催レポート

08: 鳥取の美術&文化リサーチ講座「現代美術を学び、鳥取美術&文化を調べる」 / 10~12月開催レポート

2019.12.27

テキスト:筒井宏樹 / 写真:蔵多優美

 

 鳥取美術&文化リサーチ講座は、主に3本柱で実施しています。まずメインとなるのは、鳥取の文化についてのリサーチするプログラムです。講義、発表、デザイン編集会議を通じて、受講者たちで最終的に1冊の冊子を作成することを目指します。
 
 次に、現代美術を主なフィールドとするゲスト講師によるトークを実施します。世の中のさまざまな活動を知ることで、地域の文化を新しい着眼点から見つめ、新たな文脈へと接続し、意義づけるためのヒントを見つけるためです。
 
 また、受講者の有志を中心とする実行委員会で展覧会の企画・運営も実施します。今回は、鳥取を拠点とする美術家・徳持耕一郎さんの展覧会を鳥取大学で開催します。徳持さんと交流し、その作品や制作の現場を知る機会となります。

 

以下、講座内容を順に振り返っていきます。


10月10日にガイダンスを行いました。文献調査、年表や地図の作成、オーラルヒストリー、記録写真や記録映像など、リサーチの手法についての紹介がありました。また、受講者の自己紹介を行いました。


10月24日は、講師の筒井による「鳥取美術&文化概略」の講義を実施しました。


11月14日は、受講者がそれぞれ選定したリサーチ対象を発表し、


12月10日はデザイナーの木村稔将氏をゲスト講師に編集デザイン会議を行いました。
12月19日には各受講者によるリサーチ内容の発表を予定しています。コメンテーターとして山本浩貴氏も参加予定です。

 



11月2日は、美術家の永田康祐氏と編集者のきりとりめでる氏の二人のゲスト講師によるトークをOffice24で実施しました。永田氏は自作や展覧会についての紹介、きりとり氏はポストインターネットと呼ばれる動向や雑誌『パンのパン』についての紹介を行いました。


11月18日は、美術家の奥村雄樹氏と研究者の星野太氏をゲスト講師として、それぞれの近年の活動報告を行いました。アフタートークでは濃密なディスカッションが交わされました。


12月3日から展覧会「徳持耕一郎 イノベーターとしての足跡」が、鳥取大学の附属図書館とコミュニティ・デザイン・ラボ(CDL)という2会場で始まりました。12月14日には徳持氏によるトークも催され、100名を超える来場者がありました。


1月からは、冊子製作がいよいよ本格的に始まる予定です。

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